本:石橋湛山論 言論と行動/上田美和/吉川弘文館

小日本主義の人と思っていたが、第一次世界大戦第二次世界大戦の間の戦間期の世界状況において成立した論だとのことだった。日中戦争が始まってからは、植民地化を肯定的に論じていたとのことで意外だった。

戦後の政治家時代には再軍備主義だったとのことで、これも意外だった。

本:院政とは何だったか 「権門体制論」を見直す/岡野友彦/PHP新書

難しかった。

荘園領主天皇家はなることは出来なかったので、皇位を退いた上皇が家長となり、荘園を領有することになったとのこと。

有力農民が開発した所領は私領ではなくてあくまでも公領だったとのこと。寄進してどうなるかというと、国司を通じて年貢を受け取っていた中央の貴族は、開発領主から直接年貢を徴税できるようになり、その収入を確実にした。