2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

本:ぐるり/高橋久美子/筑摩書房

高橋久美子の短編集。短編なので、読みやすかった。独立した短編だが、他の短編とリンクしているところがあって楽しめた。良かったのはスミレという短編。おばあさんと小学生の女の子の話。

本:「不屈の両殿」島津義久・義弘 関ヶ原後も生き抜いた才智と武勇/新名一仁/角川新書

義久の統治はボトムアップ型で重臣会議で物事を決して、それを義久が承認するというやり方だったらしい。義久が決定に反対の時は、反対と声高に言うのではなく、再考を依頼したり、くじ引きを提案したりしていたらしい。豊臣政権に屈服してからは、義弘が豊…

本:これは経費で落ちません!9/青木祐子/集英社オレンジ文庫

トナカイと藍の湯の合併話でトナカイの方は今まで書かれていたけど、今回は藍の湯についても書かれていた。太陽とのリモートでのデートもなんかほっこりする。税務調査が来る、という話が大きく書かれていた。森若さんの出張話もあった。最後、鎌本に色々聞…

本:ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち/広末涼子/宝島社

広末涼子の好きな哲学者などの一節とそれに関することを書いたエッセイ本。子供や夫についても書かれている。

本:証言 我ラ斯ク戦ヘリ 兵士たちの戦争秘史/平塚柾緒 編 太平洋戦争研究会/ビジネス社

兵士たちの証言集。戦争は悲惨だというのが良くわかる。ガダルカナルやニューギニアなどで餓死したり、中国戦線で強姦したり虐殺したりしていた。

本:田沼意次 百年早い開国計画 海外文書から浮上する新事実/秦新二 竹之下誠一/文藝春秋

余り田沼意次が開国計画を持っていたとは思わなかった。それより一橋治済の陰謀論が主要な話みたいだった。将軍家治、世継ぎ家基、後桃園天皇、田沼意知を暗殺したといるのだが、どうも眉唾に感じられた。

本:加藤高明/櫻井良樹/ミネルヴァ書房

東大卒業後、三菱に入社。英国留学後、官僚に転じて、英国公使、外相になる。政党の党首となり苦節十年、ついに首相になり普通選挙法を成立させた。治安維持法も成立させた。三菱との関係が書いている以上に深かったのでは無いかと思った。英国に留学してい…

本:買い物の日本史/本郷恵子/角川ソフィア文庫

平安時代から室町幕府ぐらいまでの買い物に関する本。官位を買う話が結構載っていて面白かった。南北朝までは成功という制度で官位を買っていたららしい。あと寺社関係にお金を使っていたのも面白かった。来世で極楽浄土へ行けるのが望みで、金を使っていた…

本:イラストでわかる日本の甲冑/渡辺信吾/マール社

イラストで書かれていて分かり易かった。

本:イラストでわかる日本の甲冑/渡辺信吾/マール社

イラストで書かれていて分かり易かった。

本:日本の装束解剖図鑑/八條忠基/X-Knowledge

古代から現代までイラストで装束を描いている。立ち姿のイラスト1枚で表していて、装束の各パーツについて名前を記している感じ。各時代の違いがもっと分かり易かったら良いのにと思った。

本:駐米大使野村吉三郎の無念 日米開戦を回避できなかった男たち/尾塩尚/日本経済新聞社

野村吉三郎とアメリカ大使館のお雇い外国人モアーの奮闘記。野村の苦心が伝わる。戦後の野村とモアーの往復書簡に友情を感じる。

本:戦前日本のポピュリズム 日米戦争への道/筒井清忠/中公新書

日比谷焼打事件から近衛内閣までについて書いてある。政党政治についてマスメディアが否定的な書き方をして、政党政治を伸ばしていかなかったのが悪かったのかなと思った。

本:帝国軍人 公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる/戸高一成 大木毅/角川新書

著者二人の対談をまとめた本。戦後の陸軍は派閥が多くてぐちゃぐちゃしているが、海軍は2派閥ぐらいしかなく統一されているとのこと。どちらかというと海軍が多く書かれている。

映画:やがて海へと届く

浜辺美波と岸井ゆきのが出ているので見に行った。あまり面白くなかった。居なくなった親友との話とのことだったが、喪失感を感じられなかった。

本:日本戦争経済史 戦費、金融政策、国際比較/小野圭司/日本経済新聞出版

戊辰戦争、西南戦争、日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦を対象にした本。経済の知識が全く無いため、よく解らなかった。

本:大政所と北政所/河内将芳/戎光祥出版

大政所についてはあまり書くことが無いのかなと思った。北政所については秀吉のパートナーとしての地位を与えられているみたいだ。

本:図説 上杉謙信/今福匡/戎光祥出版

謙信の全合戦録、とあるように戦を中心に書かれた本。結構謙信も合戦で負けがあるなと思った。景勝が後継になったと書いてあった。