2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

本:悪童たち 上•下/紫金陳 訳:稲村文吾/ハヤカワ文庫

作者は中国人で、中国で社会現象を巻き起こしたドラマ化原作小説。日本でも舞台を沖縄に移して、岡田将生主演でゴールド・ボーイとして映画化された。優等生の中学生の朱朝陽の元に、小学生の時に友達だった丁浩と妹分の普普が尋ねて来る。3人で遊びに行った…

LIVE:櫻坂46/JAPAN JAM 2024/千葉市蘇我スポーツ公園

13:00開演だったが、念のため開場時間の11:30に現地到着。先の出番のあのちゃんが終わる12:10ぐらいまで、付近の休憩所になってるスタジアムで昼飯のエナジードリンクを飲んで待つ。前方入れ替えエリア券が当選していたので、前方エリアに入場。10列目ぐらい…

本:皇帝政治と中国/梅原郁/白帝社

秦の始皇帝から清朝の滅亡までの皇帝政治を描く。科挙は隋に始まり、宋で完成した。貴族も宋で滅亡した。宋で君主独裁制になった。元では科挙を廃止した。明は洪武帝が皇帝直属専制制度にした。などなど。あまり面白く無かった。

本:長城のかげ/宮城谷昌光/文春文庫

秦末、楚漢戦争時代を舞台にした小説、5篇からなる短編集。季布、盧綰、陸賈、劉肥、叔孫通が、主人公。あまり面白く無かった。

本:始皇帝 完全ビジュアルガイド/監修:鶴間和幸/KANZEN

たぶん史記をベースにしている。秦の勃興から描く。あまり新鮮味は無かった。新出土史料などから読み解く、史実ベースの始皇帝というのはあまり描かれてなかった。

本:秦の始皇帝 伝説と史実のはざま/鶴間和幸/吉川弘文館

史記に書いてあることと、出土史料などを比較して、史実を求めて書いている。出土史料からは秦律が出ていて、秦の民衆が首を取ると一爵貰えるという法律によって、昇爵を目指したことが描かれている。始皇帝と言えば、諸制度の統一を行なったとなっているが…

本:多元的中華世界の形成 東アジアの「古代末期」/佐川英治:編/臨川書店

難しくてよくわからなかった。「漢」が400年という長い期間、統治が続いたため、国家の規範となり、皇帝と言えば劉氏、国号と言えば漢という考えが、広く共有されていて、魏晋南北朝期には、劉氏を名乗り、漢を号する国家が多かったらしい。

映画:あまろっく

江口のりこ、中条あやみのW主演。笑福亭鶴瓶が父親役、中条あやみが鶴瓶の20歳の再婚相手、江口のりこが鶴瓶の娘役。他には、父親の若い時役で松尾諭、江口のりこの友人役で鶴瓶の息子の駿河太郎が出ている。浜村淳も出ていたらしいが、気が付かなかった。監…

本:平成13年度企画展 戦国の争乱と関宿 関宿城主梁田氏の栄枯盛衰/千葉県立関宿城博物館

梁田氏は、鎌倉府が成立し、鎌倉公方に足利基氏が就く時に、梁田満助が基氏に属したために台頭の機会を得た。その後、古河公方になった成氏が持助を関宿城に配したことから、梁田氏の関宿支配が始まる。梁田氏は関宿の持つ水運の力と、古河公方家へ女を出す…

本:令和5年度 夏季企画展 NST開局55周年 上杉景勝没後400年 上杉景勝 その生涯展/新潟県立歴史博物館

御館の乱から米沢移封までが、書かれている。 面白いと思ったのは、天正14年(1588年)の堀秀政の書状で、「景勝は重口(無口の意味か)なので軽々と(明るくの意味か)対応すべき」と書いてあったこと。

本:特別展 上杉謙信/米沢市上杉博物館

謙信の生涯と、語り継がれた謙信の二本立て。それほど新しい話は無かった。

本:畠山入庵義春/志村平治/総合出版 歴研

能登畠山氏の出身で、上杉謙信の養子となり上条正繁を名乗り、徳川の時代に畠山氏に戻った、義春の話。義春は11歳で謙信の養子となり、16歳で小田原攻めに従軍する。その後、謙信に従い、関東、信濃、越中と転戦する。33歳の時に謙信が没し、御館の乱では景…

本:信濃高梨一族/志村平治/総合出版社 歴研

高梨一族の始祖から紐解き、越後長尾氏と関係を深めていくのを描く。高梨氏と長尾氏は協力関係にあり、互いに信濃を攻めたり、越後を攻めたりしている。そして、上杉謙信と高梨政頼の時代に、武田信玄の信濃侵攻を受けて、次第に高梨氏は上杉謙信の家臣化し…

本:中世武家系図の史料論 下巻/峰岸純夫:入間田宣夫:白根靖大:編/高志書院

中世の武家系図がどのような経緯や意図で作られたかを書いている。興味があったのは、武田氏と上杉氏。武田氏の系図のいくつかを見ると、甲斐は一条氏の系統が住居していて、後世に武田氏のシンボル的役割を果たしている「楯無鎧」はこの系統に相伝されてい…

本:太田資正と戦国武州大乱 実像と戦国史跡/中世太田領研究会/まつやま書房

太田資正と言えば、扇谷上杉氏滅亡後、長く北条氏に抵抗したイメージがあるがそれは間違いだとのこと。太田資正は岩付太田氏の次男で、同じ扇ヶ谷上杉氏の家臣の松山城主の難波田憲重の養子として松山城に入ったとのこと。憲重には三人の子息がいたが、天文6…

本:平成29年度秋季企画展 上杉謙信と武田信玄 川中島の戦い/新潟県立歴史博物館

謙信と信玄の紹介、江戸時代に描かれた「川中島の戦い」の絵画や書物、川中島の戦いの争いの史実が描かれている。

本:信濃村上一族 村上源五国清/志村平治/総合出版社 歴研

村上義清の子供、国清が主人公。義清、国清は、他国の大名の取次を務めたらしい。国清は徳川家の取次を務めたらしい。国清は信長死後に、景勝が川中島四郡を支配した時、海津城代を命じられたが、信濃の大名に取り立てられたと勘違いしたのと、与力の謀反を…

本:北信濃の武将 村上義清伝/志村平治/新人物往来社

村上氏の系譜から始まって、村上義清の活躍が描かれる。村上義清は、2度も武田信玄に敗北を味わせてるが、武勇には優れていても、政略には弱かったらしく、真田幸隆に次々と家臣が寝返りをされ、ついには越後の上杉謙信の元へ逃れることになる。川中島の戦い…

本:漫画編集者/木村俊介/フィルムアート社

あまり馴染みに無い、漫画雑誌の編集者が多かった。月刊コミックリュウ、ヤングマガジンサード、ビッグコミックスピリッツ、月刊Gファンタジー、IKKI。馴染みがあったのは「重版出来」だけだった。しかし、面白かった。編集者が色々考えて、漫画家と組んで漫…

本:『漢書』の新研究/小林春樹/汲古書院

漢書は高祖、劉邦を受命の皇帝として、それ以降の皇帝は普通の皇帝で、成帝に至り外戚の王氏を偏重し、ついには王莽に簒奪されてしまうのは、成帝の不徳にせいであるとする。そして、瑞祥を根拠に漢を簒奪した王莽も、天に譴責され、真の聖帝である後漢の光…

本:史記の再発見/藤田勝久/汲古書院

史記が書いている古代から武帝の時代までの、それぞれの時代について、どのように叙述したかを書いてる。基本的に、武帝の時代にあった、色々な書物から司馬遷が描くストーリーに沿って、テキストを取捨選択して作り上げたものらしい。司馬遷のストーリーと…

本:史記秦漢史の研究/藤田勝久/汲古書院

司馬遷と父の司馬談がなぜ歴史書を書いたかについて書いてあった。あと、秦の中華統一が何故短期間で崩壊してしまったかというと、郡県制は漢でも継承されているから制度のせいでは無いとのこと。ただ、制度は良くても運用した胥吏が横暴だったのではないか…

LIVE:櫻坂46 8th Single 「何歳の頃に戻りたいのか?」リアルミート&グリート/松田里奈/幕張メッセ

第1部参加。今回は3枚申し込んで2枚当選。1枚は落選してしまった。色々考えて、東京ドーム公演への当選を連絡。意気込みを聞いたところで終了。体感15秒ぐらいか。相変わらず、可愛いし、反応が良かった。

本:史記戦国列伝の研究/藤田勝久/汲古書院

史記の戦国列伝の幾つかを取り上げて、その成り立ちを研究している。それによると、司馬遷による創作物はなく、秦から伝わる秦記を軸として、他に伝わる記事資料を使い、作っているとのこと。その為、秦に近い国ほど情報が豊富で、燕や斉など遠国ほど情報が…

本:漢帝国の成立と劉邦集団/李開元/汲古書院

漢の初めにおいては、皇帝は軍功受益階層と双務契約的に、一番の徳と功によって皇帝になったらしい。軍功受益層は、独立した勢力で異性王国や侯国に、漢の権力は及ばず、また漢の中央権力は景帝まで軍功受益層が担っており、丞相は景帝末期まで軍功受益層が…

本:三河雑兵心得 拾 馬廻役仁義/井原忠政/双葉文庫

徳川には死んだと思われていた茂兵衞主従は、真田の捕虜になって戸石城の土牢で、生きていた。牢の中で傷を癒しつつ、過ごしていた茂兵衞だが、天正の大地震で戸石城が崩壊する中、真田の嫡男信之により牢を出され、徳川領国へ帰還した。死んだと思われてい…