本:史記の再発見/藤田勝久/汲古書院

史記が書いている古代から武帝の時代までの、それぞれの時代について、どのように叙述したかを書いてる。基本的に、武帝の時代にあった、色々な書物から司馬遷が描くストーリーに沿って、テキストを取捨選択して作り上げたものらしい。司馬遷のストーリーとは、王で言えば諫言を聞く王は偉くなり、そして昇つめた後、諫言を聞かなくなると没落していくというようなストーリーである。その為、歴史書として見ると、正確さに欠ける部分があるということだ。