2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

本:戦国期三河松平氏の研究/村岡幹生/岩田書院

松平氏の初代から1500年代ぐらいまでに関して考察している。岩津一門と大給一門は、並び立っていてらしい。「松平由緒書」を伝える旗本松平太郎左衛門家は、松平初代の長男の家系が松平郷に残っていた家系だと思っていたが、実際は江戸時代に松平郷の富農か…

本:播磨国妖綺譚/上田早夕里/文藝春秋

足利義教が征夷大将軍だった時代、播磨国に平安時代の陰陽師、蘆屋道満を先祖に持つ、薬師の律秀と僧の呂秀の兄弟が薬園を営んで生活していた。ある時、道満の式神を従えるようになり、近隣から持ち込まれる物怪に対処する連作短編。

本:対決の東国史5 山内上杉氏と扇谷上杉氏/木下聡/吉川弘文館

上杉氏が鎌倉に下向した時から、扇谷氏と山内氏の滅亡までを書いてる。当初は山内上杉氏と犬懸氏が勢力が大きかったが、上杉禅秀の乱で犬懸氏が勢力を失ってから扇谷氏が伸長したらしい。太田道灌を殺した上杉定正は、戦上手だったらしい。

本:柴田勝家 織田軍の「総司令官」/和田裕弘/中公新書

勝家の先祖は不明らしい。近江に所領を持っていた時代は、主に河内、大和など畿内で活動していて、佐久間信盛と柴田勝家が織田軍の両大将格だったらしい。越前時代は、織田直臣が与力として付けられていたが、与力は勝家に忠実というよりは、独立性が高かっ…

本:唐 東ユーラシアの大帝国/森部豊/中公新書

唐が東ユーラシアの大帝国だったのは則天武后ぐらいまでで、ウイグル帝国、チベット帝国に侵食されて中国本土に追い込まれたらしい。唐は太宗ぐらいが安定していて、それ以外は大体混乱していたみたい。律令制や租庸調も初期に部分的に実施されていただけみ…

映画:Gメン

吉岡里帆が出ているから見に行った。予想より吉岡里帆の出番が多かった。珍しいキレた役が見れて良かった。主演は岸優太、ヤンキー仲間に矢本悠馬、竜星涼、高良健吾、田中圭、敵役に尾上松也、ヒロインに恒松祐里。ヤンキーが仲間となり、敵をやっつける物…

本:公安警察/古野まほろ/祥伝社

公安警察についての話。非公式のスパイなどと見られている公安警察だが、実際はかなり明朗な組織みたいだった。

本:アレクサンドロス大王の歴史/ディオドロス 森谷公俊:訳/河出書房新社

大王の即位から死亡まで描いている。注が豊富。解説によると古代ローマに書かれた大王伝の5編の内では信用度は低いらしい。大王による敵の虐殺が目立って書かれていた気がする。

本:よみがえる天才4 アレクサンドロス大王/澤田典子/ちくまプリマー新書

アレクサンドロス大王の伝記。アカイメネス朝とギリシアの攻防、マケドニアの歴史を描き、父王フィリポス二世による国家改造を描いて、アレクサンドロスの登場となる。アレクサンドロスについては出来るだけ伝説から真実を描くようにしている。アレクサンド…

本:アレクサンドロスとオリュンピアス 大王の母、光輝と波乱の生涯/森谷公俊/ちくま学芸文庫

アレクサンドロス大王の母、オリュンピアスの生涯を描いている。フィリッポスには七人の妻がいて皆、政治的に結婚したらしい。アレクサンドロス大王の東征中は本国マケドニアで祭祀関係を司っていたらしい。大王の死後は、権力争いをして倒されたらしい。大…

本:中国史書入門 現代語訳 北斉書/気賀澤保規:監修/勉誠出版

初代の高歓、二代の高澄まだは良かったが、それ以降の皇帝は酒乱だったりしてダメだった。臣下も多くの人が賄賂や公金横領をしていた。最後の後主は功臣を殺害し、北周の侵略に対し、後主は怯えて敵前逃亡して呆気なく滅ぼされてしまう。読んでて特徴的だっ…

本:中国史入門 現代語訳 隋書/中林史郎:監修/勉誠出版

三帝紀と列伝から隋建国の功臣、隋の礎を築いた宰相、将軍、煬帝立太子の立役者、煬帝の執政、反逆者が選ばれて訳されている。隋は文帝の時から滅亡への道を辿っているのが分かる。煬帝は多数の建築、高麗への遠征などで、各地に反乱が起き江南で弑虐される…

本:アステカとインカ 黄金帝国の滅亡/増田義郎/講談社学術文庫

スペイン人によるアメリカ大陸征服史。コルテスによるメキシコ征服。ピサロによるインカ征服。スペイン人の黄金への執着がすごい。

本:スター・シェイカー/人間六度/早川書房

人間がテレポート能力を獲得して、テレポートが一般的なインフラとなった世界。事故でテレポート能力を失った主人公が、テロ組織から抜け出した少女と出会う、という導入部。テレポート能力を使ったテロリストとのバトルや置き去られた車社会を維持している…

展覧会:櫻坂46展「新せ界」/六本木ミュージアム

衣装、MVのコンテなど、CDジャケットについて、将来のヴィジョンについてのメンバーのメッセージなどが展示されていた。

LIVE:櫻坂46 6th Single 「Start over!」リアルミート&グリート/松田里奈/幕張メッセ

幕張メッセまで櫻坂46の松田里奈ちゃんに会いに行った。一口だったので、会えたのはわずか10秒。あまりにも短かったので、ほとんど話せなかった。可愛い、ちっちゃいって印象。

本:近世武家官位の研究/橋本政宣:編

江戸時代の武家官位について色々書いてる。

本:中世武家儀礼の研究/二木謙一/吉川弘文館

室町幕府の、御成、おう飯、的始、祇園会御成、八朔、石清水八幡宮の放生会、弓馬故実家小笠原氏の成立、伊勢流故実、御相伴衆、御供衆、偏いおよび毛せん鞍覆と白傘袋免許、官途、について書いてる。

本:徳川将軍政治権力の研究/深井雅海/吉川弘文館

綱吉から吉宗に掛けての専制政治の成立について書いてる。側用人政治、御用取次政治について書いてる。お庭番について書いてる。

本:大村益次郎/竹本知行/ミネルヴァ書房

木戸孝允との関係が深いのが意外だった。英語も勉強していたらしい。

本:戦国武将列伝2 関東編【上】/黒田基樹:編/戎光祥出版

鎌倉公方と関東管領上杉氏の戦い、山内上杉氏と扇谷上杉氏の戦い、古河公方の二代に渡る父子の戦い、など戦乱でいっぱい。訳がわからない。

本:戦国武将列伝8 畿内編【下】/天野忠幸:編/戎光祥出版

細川関係、三好関係が多かった気がする。戦国末期の機内は混沌としている。

映画:イノセンツ

大友克洋の「童夢」からインスピレーションを得た作品。ノルウェーのエスキル・フォクト監督のサイキック•スリラー。郊外の団地に引っ越してきた9歳の少女イーダと自閉症で口のきけない姉のアナが同じ団地に住むベンジャミン、アイシャと親しくなる。ベンは…

本:足利義満/森茂暁/角川選書

あまり面白くなかった。

本:亀裂 創業家の悲劇/高橋篤史/講談社

企業の創業家の内紛の話。ユニバーサルエンターテイメント(岡田家)、日韓ロッテグループ(重光家)、大塚家具(大塚家)、大戸屋ホールディングス(三森家)、セイコーグループ(服部家)、国際興業(小佐野家)、ソニーグループ(盛田家)、ゲオホールデ…

本:イスタンブール 三つの顔をもつ帝都/ジョン・フリーリ  鈴木 董 :監修  長縄 忠:翻訳/NTT出版

ローマ時代、ビザンツ時代、オスマン時代のイスタンブールを描く。面白かった。

本:スキュラ&カリュブディス 死の口吻/相沢沙呼/新潮文庫NEX

女子高生が主人公の連続殺人事件についての話。ホラー。今までの相沢沙呼の作品とテイストが余りにも違った。いまいち。

本:対決の東国史4 鎌倉公方と関東管領/植田真平/吉川弘文館

鎌倉公方と関東管領についてよくわかった。

本:家からみる江戸大名 井伊家 彦根藩/野田浩子/吉川弘文館

初代直政から、主に大老に就任した当主について書いてる。井伊家は直政が御家人の長になってから、直孝が大老としての礎となった。その後も代々の当主の努力、将軍への奉公により、地位を引き継いでいった。