2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本:ダムナティオ・メモリアエ つくり変えられたローマ皇帝の記憶/福山佑子/岩波書店

前期ローマ帝国における、悪と見なされた皇帝に対する碑文や彫像に対する削除、改変などの処置についての研究書。元老院というよりは次代の皇帝により推進されたらしい。

本:歴史学の慰め アンナ・コムネナの生涯と作品/井上浩一/白水社

ビザンツ帝国の皇女、アンナ・コムネナの生涯と作品である「アレクシアス」について書いた本。面白かった。

映画:君は放課後インソムニア

森七菜が出ているから見に行った。森七菜と奥平大兼のW主演とのことだったが、森七菜の方が出番が少なかった、残念。森七菜が可愛かった。まだまだ高校生役もいけるなと思った。

本:手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ/藤田祥平/早川書房

バーナード嬢曰く。で紹介してたから読んだ。ゲーム漬けの生活、大学での文学の勉強など、自分の半生についての自伝的青春小説。面白かった。

映画:リバー、流れないでよ

ヨーロッパ企画の映画。時間が2分間でループするが、意識は持続するというシチュエーションのコメディ。旅館が舞台。序盤はお客様への対応に四苦八苦している従業員が、段々ループ現象に慣れてくる。次第に二人の従業員の恋愛模様が描かれる。何度も同じよ…

本:ココロ・ファインダ/相沢沙呼/光文社

高校写真部の女子4人を主人公とした連作短編小説。それぞれ抱えるものを持っている話。写真の説明はよくわからなかった。

本:イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国/浅野和生/中公新書

聖ソフィア大聖堂について書かれた本。大聖堂を飾るモザイク画がいつ誰がつくらせたのか考察している。

本:イスタンブールの大聖堂 モザイク画が語るビザンティン帝国/浅野和生/中公新書

聖ソフィア大聖堂について書かれた本。大聖堂を飾るモザイク画がいつ誰がつくらせたのか考察している。

本:三国志名臣列伝 魏篇/宮城谷昌光/文藝春秋

程昱、張遼、鍾繇、賈逵、曹真、蔣済、鄧艾が書かれている。魏の建国から司馬氏の簒奪まで満遍なく選んでる感じ。

本:戦国の陣形/乃至政彦/講談社現代新書

陣形はなかったということらしい。村上義清が初めて兵種別の兵が連携して戦った例らしい。それが上杉謙信に伝播して、それに対抗するために武田信玄、北条も取り入れたらしい。

本:あきない世傳金と銀 大海篇 十三/高田郁/角川春樹事務

最終巻。新店開業するが、騙されていたことにより店を取られてしまう。最後まだハラハラした展開だった。面白かった。

本:家康家臣の戦と日常 松平家忠日記をよむ/盛本昌広/角川ソフィア文庫

連歌にハマっていて面白かった。家康や親戚、近隣領主との付き合いが濃密だった。

本:謙信X信長 手取川合戦の真実/乃至政彦/PHP新書

謙信と信長の生涯を謙信が死ぬまでの期間、描いている。手取川合戦については、そんなに書いてない。織田軍が謙信が来る前に撤退して、大した合戦は無かったみたい。

本:徳川家康と武田勝頼/平山優/幻冬舎新書

長篠合戦での大敗後も武田勝頼は頑張っていたみたい。

本:幸せの条件/誉田哲也/中央公論新社

勤めている会社がバイオエタノールを生成する機会を作ったので、農家の契約を取ってこいと言われた女子社員が長野でひょんなことから農家で働きだす話。農業のことがわかって面白かった。東日本大震災のことも書いてある。

映画:水は海に向かって流れる

広瀬すず主演。田島列島の漫画原作。広瀬すずがOL役で高校生役の大西利空の年上の相手というのが新鮮だった。最後、広瀬すずが大西くんの告白にどう答えたか曖昧な気がした。

本:ドミノin上海/恩田陸/角川書店

ドミノの続編。関東生命八重洲支社の女子三人組、ホラー映画監督御一行、上海動物園のパンダ関係者、上海警察一同、美術品窃盗団が上海で繰り広げ一つに収斂していく話。面白かった。一気に読めた。

本:ビザンツ幻影の世界帝国/根津由喜夫/講談社選書メチエ

コムネノス朝、中でもマヌエル一世について書いてる。ビザンツ帝国はこの時期、様々な異国人で軍隊が構成されていたらしい。ビザンツの帝国の戦略とは戦わずして勝つ、夷を持って夷を制す、だったらしい。莫大な富で傭兵を雇い、敵国を買収し、敵を下してい…

本:シンドローム/佐藤哲也 西村ツチカ:画/福音館書店

SF小説。バーナード嬢曰く。に載っていたので読んだ。ある日、空から落下物が落ちてくる。内省的なぼくと活発な平岩、映画好きな倉石、久保田葉子が行動を共にして、落下物を見に行く。ぼくの平岩への感情、久保田さんへの感情が面白い。最後、エイリアンが…

本:三河雑兵心得 伍 砦番仁義/井原忠政/双葉文庫

高天神城へ兵糧弾薬を運び入れる荷駄隊を襲う主命を受けた茂兵衛。三十人からの足軽を率いて、襲撃を繰り返し、見事にやってのける。次に徳川領最北端の高根城をあづかることになり、百人からの配下を従えて街道を見張る役目を見事果たす。面白い。

本:マツリカ•マジョルカ/相沢沙呼/角川文庫

高校1年生の冴えない男、柴山祐希と学校近くの廃墟に住むマツリカさんの物語。祐希がMで、マツリカさんがS。祐希の下僕根性と変態チックなマツリカさんに対する感情が面白い。

本:小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー/相沢沙呼:他/講談社タイガ

「神の両目は地べたで溶ける」斜線堂有紀が面白かった。不動詩凪の別ペンネームの水浦しずの作品が大好きで布教活動する女子高生と巻き込まれる男子高校生の話。 「神様の探索」相沢沙呼も面白かった。さすが本人で、楽しく読めた。不動詩凪と千谷一夜の担当…

映画:怪物

是枝裕和監督作品。安藤サクラ、永山瑛太、田中裕子が出ていた。シングルマザーの視点、小学校教師の視点、子どもたちの視点から描いている。最後、結論めいたものはなかった。面白かった。

本:蒼茫の海 提督加藤友三郎の生涯/豊田穣/光人社NF文庫

ワシントン軍縮会議、日清戦争、日露戦争、総理大臣の時代を書いてる。