本:平成13年度企画展 戦国の争乱と関宿 関宿城主梁田氏の栄枯盛衰/千葉県立関宿城博物館

梁田氏は、鎌倉府が成立し、鎌倉公方足利基氏が就く時に、梁田満助が基氏に属したために台頭の機会を得た。その後、古河公方になった成氏が持助を関宿城に配したことから、梁田氏の関宿支配が始まる。梁田氏は関宿の持つ水運の力と、古河公方家へ女を出すことにより、筆頭家臣となる。しかし、後北条氏が関東に進出するに至り、古河公方家が後北条家の支配下に入り、梁田氏は関宿城から排除される。その後、小田原征伐時に、浅野長吉と親交を深め、豊臣秀吉の配下になったらしい。家康の関東移封後は、家康に仕える。大坂夏の陣で、直系は討死したが、女系により再興し、幕府下で続いて行く。