本:三河雑兵心得 拾 馬廻役仁義/井原忠政/双葉文庫

徳川には死んだと思われていた茂兵衞主従は、真田の捕虜になって戸石城の土牢で、生きていた。牢の中で傷を癒しつつ、過ごしていた茂兵衞だが、天正の大地震戸石城が崩壊する中、真田の嫡男信之により牢を出され、徳川領国へ帰還した。死んだと思われていたので、鉄砲組頭はすでに別人がついていたため、家康の馬廻役を命じられる。そして、北条への秀吉の妹の旭姫との婚姻の言い訳に付き従い、さらに家康が大坂へ臣従の礼を取りに行ったのにも従う。そして、ようやく鉄砲百丁の組頭に命じられる。面白かった。