映画:水深ゼロメートルから

高校演劇リブートプロジェクト第2弾。監督は山下敦弘。脚本は映画の元となった戯曲を書いた、当時高校3年生だった中田夢花がそのまま脚本を書いている。高校2年生の夏休み、2人の女子高生が、体育の補習として空のプールの掃除を指示される。プールの底にはグランドから飛んでくる砂が積もっている。ミクは真面目にやるが、ココロはやる気がない。もう1人、同級生の水泳部のチヅルもやってきて、何故か空のプールの底でバタバタと水泳の練習を始める。正直、序盤は砂を掃いてるだけなので、眠かった。ミクは阿波踊りの男踊りをやっており、練習して見せろとからかわれる。途中から水泳部のユイ先輩もやってきて、掃除を手伝う。相変わらず、ココロはやらない。ユイ先輩とチヅルの話から、チヅルが水泳部を辞めようとしていて、その原因が野球部の選手に関係があるらしいが、よく解らなかった。ミクがペットボトルを買いに行っている間に、ココロがチヅルにメイクをしてあげる。ココロが生理が始まり、だるくて寝ていると、体育の先生がやって来て、真面目にやりなさいと怒り、ココロと言い合いになる。その後、ミク、ココロ、チヅルの3人になって、ココロが女の子はメイクして可愛くしないとダメだと言って言い合いになる。ラスト、チヅルは掃き集めた砂をバケツに入れて、野球部のグランドにぶちまけ、負けないぞと宣言する。雨が降り出し、ミクが阿波踊りのポーズを取ったところで、終わる。なかなか面白かった。