本:戦国期足利将軍研究の最前線/山田康弘 編、日本史史料研究会/山川出版社

義尚以降の将軍について書かれている。戦国時代の将軍は傀儡となっていたのかが、一つのテーマになっている。裁判制度から見ると、戦国期になっても将軍家に訴えているので、将軍は傀儡にはなっていないとのこと。足利将軍家の軍事力はどれほどあったのかというと奉公衆が三千人ほどで義昭の頃でも変わらなかったらしい。