本:駆ける 少年騎馬遊撃隊/稲田幸久/角川春樹事務所

毛利に育てた馬を売って生計を立てている村の少年の小六。ある時、盗賊に村を襲撃され一人だけ生き残る。馬を育てる技術を買われて、吉川元春に拾われる。一方、尼子の新宮党だった山中幸盛は、毛利元就の謀略で新宮党を内戦で壊滅させられ一人生き残る。しかし、毛利に攻められ、尼子の当主と3人の兄弟は毛利に降伏する。幸盛は、京都に逃れていた新宮党の生き残り勝久を尼子再興の当主に据え、出雲に撃って入った。毛利と尼子再興軍がぶつかる中、小六の育てた馬で出来た騎馬隊が決定的な働きをして、尼子再興軍は敗れる。逃れた幸盛は毛利に一度は捕まるが、再起を期して逃れる。といった話。面白かった。