本:始皇帝の愛読書 帝王を支えた書物の変遷/鶴間和幸/山川出版社

始皇帝が読んでいた書物として、商君書、韓非子呂氏春秋などがあり、論語も読んでいたのではないかとのこと。その他、李斯のなど臣下が上奏する文なども大量に読んでいただろうとのこと。また最後、始皇帝が死ぬときに出した遺詔もあるとのこと。近年出土した趙正書によると、始皇帝扶蘇を後継者に指名したのではなく、死が近づいたの悟って、家臣の李斯などに諮問して、胡亥が良いとの上奏を可としたので、胡亥が二世皇帝になったとのこと。