本:桂太郎/小林道彦/ミネルヴァ書房

軍政官僚として出世した桂は、兵士を指揮したことが無いのがコンプレックスだったが、第三師団の師団長として日清戦争で出兵した際には、かなり強引な指揮をして兵士を死なせたらしい。但し、桂自身は日清戦争を戦ったことを誇りに思っていたらしい。第二次桂内閣を組閣した時は、桂は明治天皇から信頼され、明治天皇は問題があると山縣有朋よりも先に桂に諮問することにしていたらしい。