本:オスマン帝国 繁栄と衰亡の600年史/小笠原弘幸/中公新書

本書では13世紀末から1922年の滅亡までを扱っている。600年間36代というのは凄い。イスラム教については融通無碍の対応をして聖書に書かれている禁止事項も世俗の風習に合わせて許可していたらしい。イェニチェリは後半は首都の利益団体化していたらしい。王位継承は兄弟殺しの風習で仮想敵対者を排除していたかららしい。外戚の悪影響を避けるために、奴隷を生母とする風習が有ったらしい、奴隷の生母でも王位継承に問題は無かったらしい。