本:その農地、私が買います 高橋さん家の次女の乱/高橋久美子/ミシマ社

東京在住の筆者の愛媛の実家の農地を太陽光パネルにするという話を聞いて、それくらいなら私が買います、と言った筆者の話。実家の土地だけではなく、近所の土地も太陽光パネルにするという話だったので、近所の土地も買おうとして交渉する。なかなか大変だ。農地としてサトウキビの栽培をしたが、猿に食べられてダメになってしまう。コロナで東京と愛媛を往復することが出来なくなってしまう。最後、実家が近くの工場に行く道路になっていて、狭いため迷惑しているのだが、ご近所集会で迷惑しているのを説明しようとすると、近所の人にお前は黙っとれと言われた話とか、集会後に実家の農地への入り口に丸太を置かれたとか言う田舎は付き合いが難しいねという話で終わっていた。