本:ギフテッド/藤野恵美/光文社

長女、次女、長男の三人の子供を持つ妹の家庭へ時々訪問する一人暮らしの姉。長女が中学受験することになって、教えることになる。妹から長女の学校での問題行動の愚痴を聞かされていた姉は、友人との話で長女はギフテッドではないかと言われる。ある種秀でたところのある人間でうまく周りとコミュニケーションを取れない子。姉はそうかもしれないと思いつつ、長女の性格を好ましく思い、一生懸命、受験の手伝いをする。そして、合格発表の日を迎える。この間の経験から、姉は翻訳家としての生活から児童相手のNPOへの転身を決意する。