本:古田の様/金子達仁/扶桑社

古田敦也の関係者に対するインタビューや対談などからなる、学生時代から現役引退までを描く。矢野輝弘との対談では古田がいかにすごいキャッチャーかが語られる。小学校時代、中学時代、高校時代、大学時代、の話では、古田がどんどん才能を開花させる話が書かれている。大学進学時は野球を辞めようと思っていたが、高校の監督と大学の監督の共謀で立命館に進学したらしい。大学卒業時は、プロ球団から指名の約束を得ていたが、反故にされ、がっくりした話が載っている。兼任監督時代の苦闘、球界再編騒動での選手会長としての苦闘などが、描かれている。おもしろかった。