本：歴史の虚像を衝く／笠谷和比古／教育出版

小早川陣に対する家康の誘導射撃をめぐる問題との補論があって、中々興味深かった。鉄砲射撃の音が聞こえたとの証言があるとのこと。

豊臣と徳川の二重公儀体制が続いていたとの説については、疑問を持った。関ヶ原の後も徳川からは丁重に接しられているのは判るが、公儀としての実態が無いのではないか思った。