2024-10-04 本:霜月記/砂原浩太朗/講談社 神山藩の町奉行を家業とする武士の一家の話。とうだいの藤右衛門が隠居届けを出し、失踪するところから話が始まる。息子の総次郎が祖父で名奉行と言われた左太夫の隠居先に赴き相談するが、跡を継げとだけ言われる。町奉行として、町人の殺人事件を捜査する内に、父親の影を見て、憂鬱になる総次郎。孫の手助けと息子の行方を探る祖父。総次郎の幼馴染みが一緒になって捜査を手伝う。といった話。面白かった。