本:近代日本の徴兵制と社会/一ノ瀬俊也/吉川弘文館

兵士に日記を書かせていたらしい。それを上官が検閲していたらしい。下手なことを書くと怒られるから、上官の言う訓示なども一生懸命書き写していたらしい。そして思想統制されていたらしい。徴兵された家は働き手を失って困窮していたらしいが、手当をするために徴兵されなかった人に税金を課して、それを原資に手当をするという法律を作ろうという動きがあったらしい。陸軍は徴兵されなかった国民が金を出して徴兵された家へ支給すると、金で兵を雇うことになり、徴兵は国民の権利という建前が崩れてしまうからダメだと言っていたらしい。